「事件の謎も人の悩みも解きほぐす」はずのドラマに悩まされる…
「ミステリと言う勿れ」の第2話で語られた主婦の悩みに、ネット上では同情と共感の声が上がっていますね。
でも私は…非常にモヤモヤしています。
ドラマ自体は非常に面白いんですよ!楽しいんです。
たくさんの人がこのドラマを見ているんです
だからこそ変な先入観を植え付けないで欲しいと思うんです。
家族に心配されたい!柏めぐみが語った理由
バスジャック犯に監禁された久能整(菅田将暉)たちが犯人の隙を見て逃亡しようとしたとき
なぜが逃亡を妨害した主婦・柏めぐみ(佐津川愛美)
柏めぐみは『家族に心配してもらいたい!』そのためにはマスコミが来て、家族が呼ばれるまでは監禁され続けたかったと言います。
普段は心配されない事情は…子供ができないこと。
柏めぐみが抱える悩み 子供を授からないから家族に無視される
柏めぐみは子供が産めないからと義母から無視される生活をおくっていた。
彼女が語った経緯は、
結婚前に夫となる男性との間に子供を授かる
なのに義母に体裁が悪いと子供を堕ろす様に言われ、なくなく人工妊娠中絶に至る。
結婚後に子供が欲しくなっても、授からない。
不妊治療の病院に通い、体外受精なら可能性があると言われるも
今度は義母に体外受精は「神の領域」「不自然なことはするな」と反対される。
柏めぐみの話に同情の声がいっぱい
久能整は、人間がするとこは自然の範疇だと、柏めぐみの悩みを解きほぐすストーリーでした。
この内容にネット上では
「そんな家族とは離れた方がいい」とか
「体外受精が不自然なら、堕胎も不自然なのでは?」とか
様々な声が上がりましたが、問題はそこじゃない!!
その前に感じてもらいたい違和感があるんですよ!
堕胎=不妊の原因 ではない!!
私が言いたいことは1つ!
不妊の原因は、子供を堕ろした経験ではない!!ってこと。
もちろん堕胎が原因で不妊になる人もいる。けど全ての不妊の原因ではないでしょ?
《堕胎経験→不妊の原因》 となる可能性はあるけれど
《堕胎経験=不妊の原因》 ではないんです!!
ホルモンの作用、ストレスによる影響、
良く知られていないけど男性側の要因、様々な原因で不妊に悩むカップルは居るんです。
なのに世の中には『不妊に悩む女性は堕胎経験がある』なんてバカげたことを本気で言う人もいる。
なぜそんな考えになるのか?
ドラマだけじゃないけど、いろいろな情報から勝手な先入観を植え付けられているんじゃないかと思う訳で…
今回のドラマでも柏めぐみは、結婚前に夫となる男性との間に子供を授かっていた。
なのに堕胎後には不妊に悩まされている。
あたかも「子供を堕ろす行為によって不妊になった」様に描かれていませんか??
こういう設定がドラマや漫画にはゴロゴロしてるんですよね。なんで?
不妊の原因が堕胎だと思っている人が居るんじゃないですか?
もちろん全員とは言わない。
でも一部の人たちが、ドラマを見て「不妊に悩んでいる人は堕胎経験があるのか…」なんて考えてたら、なんて悲しいことでしょう。
子供を堕ろした経験を語る必要はないのでは?
そもそも、柏めぐみの悩みは、家族に無視されていること。
子供ができないこと。でしょう?
それを久能整くんが柏めぐみの想いを肯定してくれる。
このストーリーの中に「子供を堕ろした経験がある」という話は本当に必要なんでしょうか?
体外受精を反対されているってだけでも、ストーリー的には問題ないのでは?
それとも義母がひどい人間だと印象付けるためかな。
あ、「自分の犯した最大の罪」を話してるんだから、必要だったか。失礼。
悪気も無く、無責任な発言をする人が減ってくれたらいいのに。
私も同じことを思い出してました。過去にあった炎上発言。許せなかった。
この某有名人の方は、数字は誤解だったと釈明していますが、無責任なことをいう方がいなくなればいいのになと思いますね。