塔の上のラプンツェル、面白いですよね。
ところで「ラプンツェル」ってどういう意味か知ってますか?
実は「ラプンツェル」は野菜の「レタス」のことだといわれてるんです!
これじゃあ【塔の上のレタス】になっちゃいますよね!
くわしく調べてみました!
グリム童話『ラプンツェル』はこんな話!
あるところに夫婦がいました。妻は妊娠中です。
夫婦の家の隣には、魔女が住んでいました。
妻は「魔女の家の庭に生えている『ラプンツェル』という野菜がどうしても食べたいの!あれを食べないと私は死んでしまうのよ!忍び込んで盗んできてよ!私が死んでもいいの!?」と夫に懇願します。
・・・やべーやつですね。だいぶ、やべーやつです。
しかたなく夫は魔女の庭に忍び込みます。しかし、すぐに魔女につかまってしまいました。
事情を聞いた魔女は、
「わかった。好きなだけラプンツェルを摘むがいい。しかし、生まれた子は私に渡しなさい。私が母親のようにかわいがって育てましょう」
と、むちゃくちゃな要求をしてきました。この話、やべーやつしか出てこないです。
「妻の命にはかえられない」と、夫は魔女の要求を呑むことにしました。
魔女は約束通り赤ちゃんを引き取り、森の高い塔に連れて行ったのです。
ラプンツェルは野菜で確定!レタスかどうかは諸説あり!
中島孤島訳『ラプンツェル』では、次のようになっています。
或る日のこと、おかみさんがこの窓の所へ立って、庭を眺めて居ると、ふと美しいラプンツェル((菜の一種、我邦の萵苣(チシャ)に当る。))の生え揃った苗床が眼につきました。おかみさんはあんな青々した、新しい菜を食べたら、どんなに旨いだろうと思うと、もうそれが食べたくって、食べたくって、たまらない程になりました。
中島孤島訳『ラプンツェル』(青空文庫)
ラプンツェルは、野菜の一種、日本でいうチシャ(レタス)のことだと、註をつけています。
しかし、これには異論もあるようで、wikipediaによると「ノヂシャ」なども、ラプンツェルと呼ばれるそうです。下の図のように、ノヂシャはレタスとはだいぶ雰囲気が違いますね。
私はドイツ語がわからないので、なんとも言えませんが、いずれにせよ、今後サラダを食べるときには、『塔の上のラプンツェル』を思い出してしまいそうです!
※グリム童話を原書で読む能力がないので、ネットの情報だけで適当に書いています。詳しい方がいたら訂正をお願いします。
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