前作を改めて見直す☆悪いヤツからものを盗む”Ｌの一族”とは？【ルパンの娘　１話】

＜基本ストーリー＞

三雲華（深田恭子）は”Ｌの一族”と呼ばれる伝説の泥棒一家の女の子。

祖父の巌（麿赤兒）は伝説のスリ師、

祖母のマツ（どんぐり）は伝説の鍵師、

父の尊（渡部篤郎）は美術品専門の泥棒、

母の悦子（小沢真珠）は宝飾品専門の泥棒、

兄の渉（栗原類）は引きこもりハッカー

という特殊な環境で育った華であったが、泥棒稼業には否定的で祖父からの「盗むことで何かを変えられる日が来る」という言葉も理解できずにいた。

しかし祖父の英才教育と圧倒的な泥棒センスを合わせ持つ華こそが泥棒の才能を誰よりも持つ逸材で、不本意ながらも”Ｌの一族”として事件に関わることになってしまう。

七夕の日、華は桜庭和馬（瀬戸康史）に出会い、２人は急激に惹かれ合い恋に落ちる。

しかし、桜庭家は代々続く警察一家であったため、華との結婚を反対されてしまう。

和馬の父である桜庭典和（信太昌之）から告げられた結婚の条件は、和馬が捜査一課の刑事になること。

捜査一課の刑事になるため和馬は、”Ｌの一族”を追いかけ始める。

”Ｌの一族”である華と、”Ｌの一族”を追う和馬のロミオとジュリエット的恋はどうなるのか？

＜第一話ストーリー＞

今回のターゲットは宝石店の10カラットのダイヤの指輪。

しかしこの指輪は拳銃を持った窃盗団も狙っていたため、悦子と尊は宝石を窃盗団から横取りすることを計画していた。

和馬と共に宝石店を訪れた華は、両親と鉢合わせしてしまい寿司を食べることに。この時うしろのテーブルに座っていたのが龍崎組の組長と宝石店店主の金剛丸修司であった。

その日の夜、金剛丸の経営する宝石店に２人組の強盗が入り宝飾品が盗まれてしまう。しかし車を乗り替えるためにやって来た地下駐車場で２人組の強盗は何者かに拳銃で殺害されてしまう。

殺害現場に居合わせた尊と悦子は、事件の真相を掴むも宝石の横取りは断念した。

この事件の真相は、宝石店を営む金剛丸修司がヤクザの龍崎組と組んで自分の店の宝石を盗ませ、入っていた盗難保険によって保険金までもむしり取るというものだった。

強盗を行った2人組は口封じのために殺され、宝石は金剛丸と共に龍崎組の事務所にあった。しかし龍崎組のセキュリティは必要以上に万全なものであった。なぜなら龍崎組の組長室には密輸された大量の拳銃が隠されていたから。

捜査三課として強盗犯殺人事件を追う和馬は金剛丸宝石店を訪ねていた。

金剛丸修司と話すうちに事件の真相に気づいてしまった和馬は、襲われ龍崎組の事務所で拘束されてしまう。

和馬が龍崎組に捕らえられたと知った華は、仕方なく”Ｌの一族”として龍崎組の事務所に盗みに入るのだった。

事務所に忍び込んだ華は、和馬を気絶させ自らの手で龍崎組のヤクザと金剛丸を成敗した。

翌日、金剛丸修司と龍崎組は強盗犯殺人と拳銃密輸の容疑で警察に逮捕された。

華は”Ｌの一族”がただ盗みを行う泥棒ではなく、悪いものからモノを盗み悪事を公にする義賊としての側面があることに気づき始めた。