『アンサング・シンデレラ』第1話では、西野七瀬さん演じる相原くるみの靴が重要なアイテムとして効果的に使われていましたね。どういう演出だったのか、まとめてみました!
オシャレなブーツ
相原くるみは新人の薬剤師。薬剤部部長の販田さんにつれられて、院内を案内されています。
「助かるわ。相原さんが来てくれて」
販田さんに声をかけられましたが、くるみは少しつまらなそうな顔。
「いやまあ…向いてなかったら辞めようと思ってますけど」
「分かる。でもね病院薬剤師は楽しいよ。絶対おすすめ」
「そうですか?調剤は院外の薬局でもできますし、そもそも病院薬剤師って本当に必要なのかなって感じしますけど…」
まだ病院薬剤師という仕事自体に疑問を持っていて、やる気が出せないようです。
エレベータが来るのを待つ間、くるみは靴紐を結びなおします。オシャレなブーツです。
結び終わって顔を上げると、販田さんの姿はありませんでした。くるみを置き去りにして、階段の方に行ってしまったようです。
販田さんによると、エレベーターの優先順位は、患者さん・医師・看護師、そして最後に薬剤師。どうも薬剤師はエレベーターを使ってはいけないという暗黙のルールがあるようでした。うーん、病院薬剤師っていろいろ大変だ…。
ブーツで靴擦れ
病院薬剤師は、エレベーターが使えず一日中歩き回らなくてはいけない仕事。オシャレブーツのくるみは、靴擦れができてしまいます。
絆創膏を貼りながら「毎日平均30000歩、20キロ…階段は平均20階分って…ほんま泣きそう…」とぼやいています。
ブーツからスニーカーに
その後、石原さとみさん演じる葵みどりの姿に影響を受けたくるみ。
再び薬剤部部長の販田さんに声を掛けられます。
「どう?相原さん。病院薬剤師楽しくなってきた?」
「いえ、つらいです」
「分かる。最初はみんなそうなのよね」
「でもまあ…病院薬剤師が必要だってことはわかりました」
そう言って、くるみは靴の紐を結びなおします。その足元には、以前履いていたブーツではなくてスニーカー。
販田さんはうれしそうに「じゃあ…続けてくれる?ここで」と尋ねますが、くるみは「合わなければいつでも辞めます」とキッパリ。
好きなブーツを履くことを諦めたということは、これからも病院薬剤師として働こうという気持ちの表れだと思いますが、まだまだ納得できていないことも多いようです。今後、くるみがどう変わっていくのか、楽しみですね。
『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』紙書籍版
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